アンドロメダエチオピアコーヒーについて

アンドロメダエチオピアコーヒーとポリフェノールについて

 

コーヒーはポリフェノールが豊富と知って、家族で安心して飲み続けたいから、おいしくて無農薬で、体にも自然にも良い野性のコーヒーを選んでいます。と、60代の女性は言っておられます。

コーヒー発祥の地といわれるエチオピア・カファ地方は、今でも野生の森林地帯が残る地域です。古来よりエチオピアでは、コーヒーは薬として愛されて来ました。例えば、胃が痛いとき、熱が出た時にはコーヒーを飲んで治すのがエチオピア流です。消化を助けるのでディナーの最後にコーヒーを飲むのは理にかなっているのです。

 

カフェインはどうなんだろう?

カフェインと聞くと、悪いものと思う人も多いことでしょう。しかしながら、自然のカフェインは2時間ぐらいで体内から無くなってしまうらしいです。なので、摂取しても体に蓄積されるものではないのです。ジュースやエナジードリンクに入っている人工的に作られた科学的なカフェインは取りすぎると本当に危険ですが、自然のカフェインは覚醒作用があるので元気になるのは当たり前のことですね。

ヤギがコーヒーの実を食べて元気になるのを見た人間がコーヒーを取り入れ始めたという逸話があります。

昔、フランスでは哲学者や学者たちがカフェでコーヒーを飲みながら、議論に興じたわけですが、コーヒーを飲むと頭が冴えたのですね。女性が頭が良くなると困るから、コーヒーは男性だけが飲むものだった時期もあるとか。眠気覚ましにコーヒーと昔から言われていますが、もちろん根拠はカフェインですね。

 

最近は、がん予防にはコーヒーを一日に5杯飲むと良いとNHKでも医者が言ったと聞きます。

アロマは心臓病に良いらしいです。

 

さまざまな果物や野菜とともに自生し、野生の森に育まれた太陽と大地のエネルギーがぎゅっと詰まった一粒です。ヤルガッチャフェ村にNPO高麗の代表、高麗恵子さんが行かれた時の写真を見せてもらうと、いろいろな植物が生えていて、その中にコーヒーの木があります。背丈の倍ぐらいの高さですので、採取するときには男の人が3人ぐらいではしごを持って、森の中を探して歩くそうです。見つけたら、二人がはしごを支えて、一人が登り上のほうにある赤くなった実だけを取ります。もちろん全部取りきれることはありませんので、残った実は土に落ちて芽が出て少しずつ時間をかけて育ちます。日が当たらなかったり、水が足りなかったり自然条件があわない芽は育ちません。そう考えると、運の強い種が適した土地に落ちて奇跡的に日本までたどり着いているわけですね。自然のことは全てがそうですね。もちろん人間の一人一人の命も奇跡の連続でこの世に生まれ、毎日当たり前に過ごせることはすごいことだと、感じます。

エチオピアの支援活動について

はじまりは、NPO高麗の代表 高麗恵子さんが家畜も死ぬという干ばつの地ゴデの飢餓のニュースを知り、自分たちも何か支援ができないかと考え、エチオピア大使館を訪れたことが始まりです。エチオピア大使は、その時、飢餓は自然の問題ではなく人間の問題、政治の問題だと。例えば川が流れていても国境か川の手前にあれば、水をひくことができず、川のあちら側は豊かに農産物が実っていてもこちら側は水不足で食べ物が無くて子供たちが死んでいくと。これは、自然の問題ではなく人間の問題ですね。飢餓の支援に物やお金は要らない、一時的に物やお金をもらっても人は援助では生きていけない。人間の中身を変えてくれと言われました。そして同時に、あなたたちは現実を知る勇気がありますか?と怒ったように話されたそうです。高麗恵子さんは、それまでも世界平和のために、「いだきしん氏」のコンサートを世界各国で実施していましたので、人間の中身を変えられるコンサートを開催することができますし、現実を知ることは望むところですと答えました。大使は、ピアノコンサートで本当に人間の中身が変わるなら、それは平和的で良い話だけれど、にわかに信じられないとのことで、後日東京で開催されるピアノコンサートに参加されて自分で判断しようとされました。そのコンサートの後に、「この音楽は、人類と宇宙とをしっかりと結びつける内なる宇宙エネルギーの表現に大変感動いたしました。私はこのダイナミックなエネルギーは、完全に表現された時、あらゆる世界的な境界、民族、宗教、政治的な境界を越えるだろうと確信しました」と感想を述べられ、エチオピアでコンサートを開催することに決め、2001年に首都アジスアベバで11万人の聴衆が参加するコンサートを開催し、大成功を収めたのが始まりです。エチオピアは当時最貧国で、お祭りなどで人が集まれば、貧困から暴動や暴力事件が起こるから、コンサートで人がたくさん集まることは危険という見方が強かったのですが、当日はそのような暴動は起こらず、聴衆の皆さんはとても感動されたとのことです。

 

このコンサートを始まりに、コーヒーへと繋がっていきます。

もともとエチオピアはとても良いコーヒーが採れるのですが、日本ではブレンドされてしまいます。コーヒーパッケージの裏を見ると、コロンビアとかブラジルとかも書いてあってエチオピアも書いてあります。ストレートの豆を売っていることは少ないのです。なので、あまりエチオピア=コーヒーのイメージは無いと思います。そこで、大使に依頼されたのは「良いコーヒーを良いままに日本で紹介してもらいたい。それがエチオピアの力になる」ということで、混ぜないでストレートで販売しています。例えば、私もやってみたのですが、ヤルガッチャフェをとても安い豆に少し混ぜると、飲めないような不味いコーヒーでも、まあまあ飲めるような味になります。くず豆といわれる質の悪い豆に混ぜられて売られてしまうケースも良くあるのは、これで納得しました。その結果、エチオピアのコーヒーの良さはそれほど伝わらなくなってしまうということです。残念ですね。外国で日本の着物が「なんちゃって花魁」みたいに着られているのを見て、いたたまれなくなるようなものでしょうか。ちなみに、エチオピアという国は植民地なされたことが無い国で、王国だったのでとても誇り高い精神を持っておられます。アフリカは多くの国がフランスやイギリスの植民地になったことを考えると、強い国なんだと感じます。ブルーナイルや、野生動物、そしてなんと人類最古の人骨ルーシーが発見された人類発症の地とも言われる地です。私は行ったことがありませんが、日本から行った人の話を聞くと、行く前にはたくさん予防接収を打ち、現地では高山病にかかったり、食べ物、飲み物が合わずに体調不良になったりと、私たち日本人にはなかなか過酷な状況です。特に、人類最古の人骨が発見されたハラールという場所に、高麗さんは撮影のために行かれたのですが、その時の環境をお聞きすると「現地は100度と言いたいぐらい暑かったし、トイレもないので水も食べ物もなるべくとらず、ホテルと現地の方が言われても泊まれるような場所ではなく、車の中に寝泊りするには危険すぎるし」と、とにかく私たちの想像を絶するような環境です。しかしながら、コンサートの時にエチオピアの人たちに、この国の誇りである自然や人類最古の人骨を撮影し見てもらいたいという気持ちから、過酷な撮影の旅をなさったのです。支援活動というと、やせ細った子供の姿を映し、哀れみや同情を誘うような方法をよく見かけますが、あの方法では完全にプライドを傷つけられます。美しいもの、優れたことを発信することが、その国の力になるという考えで活動されています。コーヒービジネスもその一つです。高麗さんがどのコーヒー豆を日本に紹介するかを決めるときに、テーブルには本当にたくさんのコーヒー豆が並べられたそうです。栽培の豆もたくさん並んでいました。見れば見るほど、どのコーヒー豆も立派で迷ってしまわれたそうです。そこで、高麗さんは目をつぶってコーヒーを感じていかれると、光っているコーヒーを感じたそうです。それが、今扱っておられる「リム」と「ヤルガッチャフェ」だそうです。そこに居合わせたエチオピアの人々は手をたたいて喜んだそうです。この二種類の豆は野生種です。見た目でこの豆を選ぶ人は、いない。本物を見分けられる高麗さんだからこそ、選んでくれたと。ちなみにリムはカファ地方リム丘陵の大自然に育った「フォレスト」といわれる完全な野生種です。ヤルガッチャフェは最上質の豆で「セミフォレスト」と言って、雑草の手入れぐらいは少しされているとのことです。品種としては、アラビカ種の原種です。

 

エチオピアのコーヒーを輸出されている会社の社長さんは、日本のある商社が、日本でエチオピアのコーヒーを紹介するからサンプルを日本で大々的に配ってPRするから、協力してコーヒー豆を無償提供して欲しいと言われ、社長さんは信じて差し上げたそうです。すると、その豆は高値で日本で売られていたそうです。社長さんは、裏切られたことに傷つき、「良い人を待っていた」と高麗さんに言われたそうです。本当にひどい話です。コーヒーも搾取されているビジネスの一つです。現金収入が少なくお金が無い人は、本来1000円で売れるものも、現金を見せられると100円でも売ってしまうのです。弱みに付け込まれると聞いて、本当に心の貧しさに悲しい気持ちになってしまいます。NPO高麗が輸入する際には、全ての利益を現地の方々に還元しています。よく、フェアトレードと聞きますが、NPO高麗が行なっているのはトレードではなく直接輸入しているので間に他の商社は入っていません。現地にNPO高麗のスタッフがいます。日本で販売するための販売手数料をもらって販売する代理店はありますが、輸入する際の利益は取っていません。

 

エチオピアでは、男性が山を歩きコーヒー豆を探して採取し、村に運びます。村では大きな工場で女性たちが手で良い豆をより分けます。このより分ける仕事に就くために、工場が始まる前から並んで仕事をもらいます。これが貴重な現金収入になるのです。

 

 

アンドロメダエチオピアコーヒーのなまえについて

アンドロメダ銀河が有名なので、コーヒーと銀河は何が関係あるのか?よく聞かれますが、「アンドロメダ」はもともとエチオピアの女王様の名前です。ギリシャ神話の女性で、エチオピア王ケーペウスと王妃カッシオペイアの間に生まれた王女様です。なので、「アンドロメダ」がエチオピアのコーヒーの名前につくことは自然ですね。銀河は神話から

名前がついたのですね。